投資だけではなく経営でも関心が高まるESG。経営や投資で実践するための最先端の知識を、世界有数の資産運用会社がやさしく解説。

定価:1,650円(税込)
発売日:2021年10月15日
ISBN:978-4-532-35900-3
並製/四六版/216ページ
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おすすめのポイント

責任投資のパイオニアが実践
経済と環境・社会をつなぎ、持続可能な世界に導く戦略
欧州No.1の資産運用会社が、ESG投資の豊富な蓄積に基づいて解説


地球温暖化対策でカーボンニュートラルを目指す潮流、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)達成などのため、ESG(環境・社会・企業統治)に対する関心が高まっています。
機関投資家の間ではESGに配慮して投資先を選定することが当たり前となっており、投資を呼び込みたい事業会社にとっても経営で不可欠な要素です。

本書は、「E」「S」「G」それぞれが表すもの、ESGの歴史といった基本から、投資での実践、企業経営での取り組みまで深掘りして解説。
ESG投資で利益があがるのか、という重要な点についても、株式、債券、それぞれのデータに基づいて分析しています。

目次

  1. はじめに

    第1章 ESGを知るために

    1 企業活動を俯瞰する
    (1) 改めて企業の活動を考える
    (2) さまざまなステーク・ホルダーとの関係の中での位置づけ
    (3) IIRCが定義する「6つの資本」
     ①財務資本
     ②製造資本
     ③知的資本
     ④人的資本
     ⑤社会・関係資本
     ⑥自然資本
    (4) 6つの資本とESG、マルチステーク・ホルダー
    (5) ESGと経営・投資
     ①共有価値創造 CSV
     ②責任投資原則 PRI
    (6) 持続的成長目標 SDGs
    (7) ESGとSDGsをつなげる

    2 経済社会的な背景
    (1) 資本主義の限界
    (2) 持続不可能な社会
    (3) 個々の企業への示唆

    3 歴史を知る
    (1) SRIからESG投資へ
     ①根幹にあるのは社会的責任投資(SRI)
     ②責任投資の拡大

    4 日本の「インベストメント・チェーン
    (1) 「インベストメント・チェーン」とは何か
     ①アセット・オーナー
     ②アセット・マネジャー
     ③企業(投資先企業
    (2) 日本にとっての意義―国富を守る


    第2章 ESGとは何か

    1 異なる3つの言葉を1つに
    2 「環境(Environment)」が意味するもの
    3 「社会(Social)」が意味するもの
    4 「企業統治(Governance)」が意味するもの
    5 持続可能性に関する課題
    6 どのように評価するか
    (1) アムンディのESG基準
    (2) ESGセクターアナリストによるESG評価項目および評価ウェイトの設定
    (3) ESGデータスペシャリストによるESGレーティングの算出
    (4) ESGセクターアナリストによるESGレーティングの妥当性評価
    (5) より良い評価のための取り組み


    第3章 ESGを経営に実装する

    1 本業とESGをつなげる──統合思考
    (1) 企業が創造する2つの価値
    (2) 時間と空間を超える企業活動の影響
    (3) 「パーパス」に導かれる価値創造プロセス
     ①企業独自のストーリー
     ②経営の大元にあるビジョン
      ソニーグループの資本の変換、増減の流れ
      シオノギの資本の変換、増減の流れ
     ③6つの資本におけるESG的視点
    (4) トップの意識と実行力
    (5) 「守り」のESGから「攻め」のESG
    (6) ビジネスモデルにESGを取り込む
    (7) マテリアリティー──誰にとっての重要課題か
     意思決定にとって重要な情報は利用者によって異なる
     株主投資家の関心は事業の持続可能性にある

    2 資本市場への発信
    (1) 資本市場への発信「統合報告書」──ESGへの目標を表明する場
     ①統合報告書が生まれるまで
     ②日本での統合報告書発行の動き
     ③統合報告書は何を訴えているのか
     ④具体的なフレームワーク
    (2) 気候変動に関する開示 TCFD
     ①気候変動とTCFD
     ②TCFDに基づく開示例
      ガバナンス
      戦略
      リスク管理
      指標と目標
    (3) 気候変動に関する投資家とのコミュニケーション
    (4) ESG評価機関──取り組みや達成度を評価

    3 日本企業の課題
    (1) 経営陣はESG重要課題の達成に責任を負うべき
     ①ESG重要課題が適切に選定されていない
     ②ESG重要課題が目標管理の対象になっていない
     ③ESG重要課題を監督するガバナンス機能が整っていない
     ④ESG重要課題が役員報酬に反映されていない
    (2) ESG重要課題を適切に選定する


    第4章 ESGを投資に実装する

    1 アセット・オーナーの論点
    (1) 調査の結果が示す「葛藤」
    (2) 受託者責任
    (3) 欧州で進む一連の法整備
    (4) 投資方針・目的
    コラム ブリティッシュ・テレコム年金(BTPS) 気候変動に関する方針
    (5) 責任投資の目的
     ①価値観
     ②リスク管理
     ③リターン強化
     ④インパクト

    2 アセット・マネジャーの論点
    (1) ESG投資──実務でのポイント
     ①ESG投資の「異質」な側面
     ②情報取得や体制整備
     ③インプリメンテーション
     ④評価における時間軸
    (2) 投資目的と手法の整理
     ①GSIAによる整理
     ②スクリーニング
     ③ESGインテグレーション
    コラム エンゲージメントの実践
     ④インパクト
      グリーン・ソーシャル・サステナブル(GSS)債券
      持続可能性テーマ投資
      インパクト・レポート

    3 効果の検証
    (1) ESG評価とリターン
     ①株式
      スプレッドリターン分析
      「ファクター・セレクション」
     ②社債
      ESGスコアと社債リターン
      スプレッドリターン分析1
      スプレッドリターン分析2―地域別
      コロナ禍の市場で見えたESG債券投資の効果
    (2) エンゲージメントの効果

    おわりに ESGの未来
    注一覧

著者・監修者プロフィール

アムンディ・ジャパン(あむんでぃ・じゃぱん)

欧州を代表する資産運用会社であるアムンディは、世界トップ10(*1)にランクインしており、1億を超える、個人投資家、機関投資家および事業法人のお客さまに、伝統的資産や実物資産のアクティブおよびパッシブ運用による幅広い種類の貯蓄および運用ソリューションを提供しています。35ヵ国を超える国と地域で約4,800人の従業員の専門知識と助言をお客さまに提供し、クレディ・アグリコル・グループ傘下で、ユーロネクスト・
パリ市場に上場し、約240兆円(*2)の資産を運用しています。
ESG投資の歴史も長く、1989年に初の「エシカル・ファンド」設定以来積極的な取り組みを続け、約105兆円*2のESG投資を行っています。2003年にESG分析の専門部署を設置。2006年の「責任投資原則(PRI)」制定当初からの署名機関であり、2020年のPRI年次評価結果ではすべてのカテゴリーでA+(最高位)を獲得。責任投資アプローチに関するモジュールで6年連続A+を獲得しています。
*1 出所:IPE資産運用会社トップ500社(2021年6月版)
*2 2021年6月末日現在

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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