ファンドの立ち上げから案件の発掘、投資の実行、ハンズオン、そして出口戦略まで、バイアウトによる企業価値向上の全行程を第一人者が解説。各種書類の作り方や、成功のポイントなど余すところなく盛り込む。

バイアウト
産業と金融の複合実務

定価:3,300円(税込)
発売日:2009年06月24日
ISBN:978-4-532-35367-4
上製/A5判/248ページ
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ファンドの立ち上げから案件の発掘、投資の実行、ハンズオン、そして出口戦略まで、バイアウトによる企業価値向上の全行程を第一人者が解説。各種書類の作り方や、成功のポイントなど余すところなく盛り込む。

第一級の実務家たち10人へのインタビュー・コラムを収録しています。

目次

  1. はじめに

    第1章 バイアウト市場
     1.バイアウトとは
     2.「産業と金融の複合実務」としてのバイアウト
     3.バイアウトのもたらす「社会的価値」
     4.バイアウト・ファンドの発展
     5.日本におけるバイアウト・ファンドの生成
     6.バイアウト市場の成長
     7.各種プライベート・エクイティ・ファンドとバイアウト・ファンドの違い
     【interview column】バイアウトの調査研究 日本バイアウト研究所 杉浦慶一氏

    第2章 バイアウト・ファンドのデザイン/設計
     1.投資運営会社の設立
     2.ファンドのストラクチャー
     3.ファンド総額・運用期間・最低リターンの決定
     4.投資対象企業の数/1件当たりの投資額
     5.投資対象企業の選別
     6.投資委員会の組成
     7.投資運営会社への報酬
     8.諮問委員会
     9.アドバイザリー・ボード
     10.基本契約書の骨子の作成
     11.ファンドにとってのリスク
     【interview column】法的側面から見たバイアウト 森・濱田松本法律事務所 石綿学氏

    第3章 ファンド・レイズ
     1.投資家の候補選定
     2.「設立趣意書」の作成
     3.マーケット・サウンディング/ロードショー
     4.プレースメント・エージェント
     5.投資家の嗜好の把握/ゲートキーパー
     6.投資家がファンドを選ぶときのポイント
     7.投資組合契約書
     8.デューデリジェンス
     9.クロージング― First→Final
     10. 投資家への開示・IR活動の大切さ
     【interview column】投資対象としてのバイアウト ソニー生命保険 沼田守氏

    第4章 案件発掘・ソーシング
     1. ファインディング
     2.プル・マーケティング(評判・紹介)
     3.投資情報が集積している場所
     4.プロモーション
     5.ターゲット企業に関する情報収集
     6.企業価値の評価とは
     7.企業の初期的評価の方法
     8.提案書の作成―対象企業とのコンタクト
     9.ファイナンスのアレンジ
     10.相対取引 vs 競争入札(ビッド)取引
     【interview column】非上場化―経営の可能性を広げた一つの出会い ワールド 小泉敬三氏

    第5章 投資取引
     1.投資取引の手順
     2.対象会社の資本構成の検討
     3.ストラクチャーの立案
     4.基本合意書の締結
     5.対象会社のデューデリジェンス
     6.現株主/売り手との交渉
     7.現経営陣との意気投合のプロセス
     8.投資取引とファイナンス・パッケージのアレンジ
     9.契約の実行/資金拠出
     【interview column】人を幸せにするM&A GCAサヴィアン 渡辺章博氏

    第6章 ファイナンス
     1.レバレッジ
     2.金融手法の種類
     3.エクイティ
     4.デット(シニア・ローン)
     5.メザニン
     6.ストラクチャリング:基本編
     7.契約条項
     8.ストラクチャリング:応用編
     【interview column】多様な設計が可能なメザニン メザニン 笹山幸嗣氏

    第7章 バリューアップ行程:インテグレーション
     1.インテグレーションとは
     2. 投資時から始まるインテグレーション・プロセス
     3. ガバナンスの設計
     4. 対象会社の社長とファンド関係者
     5. 組織の設計のポイント
     6. 経営戦略の立案
     7. ロードマップの作成
     8. インテグレーションを阻害する要因
     9. 魂を入れる
     10. 投資家と経営者が合意する事項
     【interview column】状況に応じた変化のためのステップ KPMG FAS 知野雅彦氏

    第8章 バリューアップ行程:オペレーション・モニタリング
     1.ファンドのモニタリングの基本とは
     2.見られていること・任されていること
     3.KPIの設定
     4.リスクコントロール(キャッシュフローの維持)
     5.事業売却・買収(M&A)による企業価値の向上
     6.ロールアップ
     【interview column】お金ではなく事業と人に向き合う リヴァンプ 澤田貴司氏

    第9章 エグジット
     1.投資利回りの算出
     2.バイアウト・ファンドの立場
     3.売却のタイミングの選び方
     4.買い手企業の設定
     5.各エグジット手法の特徴
     6.良いエグジットとは
     【interview column】経営者とファンドとの信頼関係が成功への道 キリウ 中川敏男氏

    第10章  バイアウトの未来に向けて
     1.バイアウトの社会的意義
     2.バイアウト・ファンドがやるべきこと
     3.価値創造のための信頼関係
     4.健全なバイアウト市場の成立要件
     5.バイアウトの活用―企業の成長ライフライクルにおいて
     6.良いバイアウト・ファンドとは
     7.良い会社とは
     8.おわりに

     【discussion column】「産業と金融の複合実務」の意味 佐山展生 山本礼二郎 インテグラル 辺見芳弘氏

    索引

著者・監修者プロフィール

佐山 展生(さやま のぶお)

一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。GCAサヴィアングループ株式会社取締役。インテグラル株式会社代表取締役。1972年洛星高校(京都府)卒業、1976年京都大学工学部高分子化学科卒業後、帝人に入社し、ポリエステルの重合関連業務、87年に三井銀行に入行、M&A業務に従事。97年ニューヨーク大スターンスクールMBA、99年東京工業大学大学院社会理工学研究科にて学術博士取得。99年にユニゾン・キャピタルを共同創設。2004年より独立系M&Aアドバイザリー会社GCAを共同創設し代表取締役となる。 <主な編著書>『企業価値向上論講義 社長の器』、『企業価値向上論講義 社長の値打ち』(いずれも編著)、『バイアウト』(共著)(いずれも日本経済新聞出版社)、『事業再生の担い手と手法』(共著、商事法務)、『M&Aとガバナンス』(共著、中央経済社)ほか。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

山本 礼二郎(やまもと れいじろう)

インテグラル株式会社代表取締役。GCAサヴィアン株式会社パートナー。神戸大学大学院経営学研究科(集中講義)客員教授。三井銀行勤務後、2000年にユニゾン・キャピタルに参画。2004年より独立系M&Aアドバイザリー会社GCAおよびGCAグループのメザニン投資ファンドを共同創設。2007年インテグラル株式会社代表取締役就任。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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