世界を惹きつける資源は全国にある――「インバウンド」を高付加価値の成長循環に結びつけ経済を活性化する新しいフレームワークを提示。

定価:3,850円(税込)
発売日:2021年11月12日
ISBN:978-4-532-32437-7
並製/四六判/516ページ
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おすすめのポイント

切り札は“観光プラスα"にあり!
富裕層を取り込み「インバウンド」を成長循環に結びつける
新しいフレームワークを提示。
さあ、あなたの街を見直そう!

新型コロナウイルスはツーリズム産業に大きな打撃を与えた。観光公害が起こるほどに活況を帯びていたインバウンド・ビジネスはポスト・コロナ時代へ向けた飛躍への指針が求められ、国際的な移動が制限されている現時点でのその準備が必要とされている。その新たな指針・パラダイム・ビジネスモデルは、これまでとは全く異なるニューノーマル下のものとなる。逆転の思想で考えると、アフターコロナは、通常時では難しい「パラダイムシフト」が実現できる可能性が大きく、これを好機と捉え、実際に動くことができる人・組織・ビジネスに勝機がある。人の移動が制限されることにより、幸か不幸か、これまでの訪日客の増大だけを頼りにしたやり方から、いかにリピーターを増やすか、富裕層をつかむかなどという、まさに「戦略」が求められる局面を迎えているのだ。

本書は、こうした問題意識のもとで、アフターコロナのニューノーマル下にある世界のツーリズム・ビジネスを見渡し、「観光立国日本」を実現していくための新たなキー概念として、サステナブルに発展する「インバウンド・アウトバウンド・ループ(IOL)」という独自のフレームワークを提示。(1)非観光事業者・日本の文化等を観光資源化、(2)観光資源化する際に経験・体験価値化しその付加価値を高める、(3)その価値を展開するために地域内・地域間連携を促進する、(4)付加価値を高価格に転嫁することでインバウンドから得られる収益を持続的に最大化し、それを、(5)効率的に越境eコマースなどを活用した海外販売につなげ、それがさらに、(6)再度インバウンドに向かうというループとして提唱。
国内外の事例を紹介・分析しながら、収益をインバウンド・アウトバウンドとスパイラル(循環拡大)させることで、一過性のビジネスにとどまらない、重要な基幹産業(貿易産業)として持続的に発展させる日本経済飛躍の方向性を提示する。

前著『インバウンド・ビジネス戦略』は、日経本紙書評で取り上げられたほか、2019年の「ベスト経済書」(週刊ダイヤモンド)第10位に選ばれるなど高い評価を得た。本書は、前著で提示した基礎理論をもとに様々な具体例を示す、新たな時代に向けた実践編である。

目次

  1. はじめに

     第1部 持続可能な成長・発展戦略モデル:インバウンド・アウトバウンド・ループ(IOL)
    第1章 インバウンド・ビジネスにおける日本の現状

    第2章 「持続可能な観光立国日本」とインバウンド・アウトバウンド・ループ(IOL)

    第3章 日本におけるインバウンド・アウトバウンド循環の現状

    第4章 新潟県(燕三条地域)の事例

    第5章 北海道の事例

    第6章 富山県の事例

    第7章 岡山県(倉敷市)の事例

    第8章 瀬戸内(瀬戸内しまなみ海道地域)の事例

    第9章 3つのカギとなる手法――経験価値・地方連携・高付加価値の価値転嫁

     第2部 アフターコロナ時代の「観光立国日本」の重要テーマ
    第10章 需要創造のマーケティング

    第11章 日本のおけるガストロノミーツーリズムの可能性と課題

    第12章 富裕層&ラグジュアリーマスビジネス

    第13章 日本へ向けたメッセージ

     第3部 持続可能なインバウンド・ツーリズムに向けた人材育成
    第14章 持続可能なインバウンド・ツーリズムのリーダー育成に向けて

    おわりに――サステナブルなインバウンド・ビジネスへ

著者・監修者プロフィール

池上 重輔(いけがみ じゅうすけ)

早稲田大学大学院商学研究科教授。
早稲田大学商学部卒。英ケンブリッジ大学経営大学院経営学修士、英シェフィールド大学大学院国際政治経済学修士ほか。BCG、GEヨーロッパ、ソフトバンク、ニッセイ・キャピタルなどを経て、現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

早稲田大学インバウンド・ビジネス戦略研究会(わせだだいがくいんばうんど・びじねすせんりゃくけんきゅうかい)

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