内外に課題を抱え危機を迎える日本。2人の知の巨人がリーダーシップ、教育、組織、知力などの論点を軸に、我々は今何をすべきかを徹底討論。

知徳国家のリーダーシップ

定価:2,200円(税込)
発売日:2021年06月16日
ISBN:978-4-532-32406-3
並製/四六判/336ページ
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おすすめのポイント

歴史を踏まえたとき 改めて未来が見える!
米中対立、日本経済の低迷、政治不信、コロナ禍――
揺らぐ世界のなかでこの国が立ち向かうべき方向とは?
知の巨人が徹底討論

中国の台頭と米中の対立、変化への対応ができなくなった日本の経営トップ、急速な人口減と高齢化に伴う社会不安、そして新型コロナのパンデミック――内外に課題を抱えた日本。この危機から脱出するためには、新しいリーダーの台頭が欠かせない。
明治維新後の近代日本を創った大久保利通、伊藤博文、渋沢栄一、益田孝、戦後日本の躍進の基礎を創り支えた吉田茂、中曽根康弘、本田宗一郎、稲盛和夫の8人の傑出したリーダー達の生き様を振り返りながら、野中郁次郎、北岡伸一という現代日本を代表する2人の「知の巨人」が、リーダーシップ、教育、組織、知的機動力などの論点を軸に、歴史的史観を踏まえ、日本が直面する課題や、あり得べき姿について徹底的に語り合う。

軸とするテーマは大きく4つ
1 現代の日本にとって危機ととらえることができる急激な環境変化を複合的な危機ととらえる
2 明治150年の近代化の経験をふり返り、「温故知創」の観点で未来へのヒントを探る
3 野中の理論的枠組みを用い、社会が暗黙知(文化、慣習等)から形式知(新たな製品技術等)を創出するメカニズムを分析し、明治や戦後の日本の何が優れていたかを明らかにする
4 北岡の歴史観という時間軸(横軸)と野中の知識創造という縦軸を交差させることで、現在の日本の宿痾や今後のあるべき姿をよりシャープで普遍性のあるものとして読者に問う

12時間に及んだ2人の対談から、読者は今日本が直面する危機の本質を理解し、それにどう立ち向かうべきかを自ら深く考えるヒントを得ることができる一冊である。

目次

  1. 第1部 いま、改めてリーダーシップを問う

    第2部 明治維新後の日本を創った政治・経済のリーダーシップ
     (1) 大久保利通 道半ばで倒れた30年がかりの近代国家構想
     (2) 渋沢栄一 道徳や社会的責任を重んじた日本の資本主義の実践モデルを創造
     (3) 伊藤博文 複雑化する国際関係のなかで日本の立ち位置をつくる
     (4) 益田孝 「正実」と「信用」を繰り返し語り、「人の三井」をつくる

    第3部 戦後の日本を引っ張った政治・経済のリーダー
     (1)吉田茂 卓越した世界情勢の把握と後継の抜擢・育成
     (2)本田宗一郎 三現主義――体で物事をとらえ、本質を見抜く
     (3)中曽根康弘 幅広い視野と教養を備え、政治のために生きる
     (4)稲盛和夫 大きな視点からビジョンを描き、人の無限の能力を信じる
     (5)政治家、経営者――リーダーの育成を考える

    第4部「知徳」のリーダーシップ
     (1) 日本の本当の危機と求められるリーダーシップ
     (2) 改めて、リーダーには何が必要なのか?

    おわりに 「知的バーバリアン」たれ

著者・監修者プロフィール

北岡 伸一(きたおか しんいち)

政治学者・歴史学者。東京大学名誉教授、国際協力機構(JICA)理事長。
1948年奈良県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。法学博士(東京大学、1976年)。元国連次席大使(2004年4月~06年8月)。前国際大学学長。専門は日本政治外交史。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

野中 郁次郎(のなか いくじろう)

一橋大学名誉教授
1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、富士電機製造勤務を経て、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D取得。著書に『失敗の本質』『戦略の本質』(各共著)など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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