テレワークで効率が低下するのはなぜ? 管理強化を再考し、社員の自律を促すことでチームの成果を伸ばす具体的な処方箋を提示する。

遊ばせる技術
チームの成果をワンランク上げる仕組み

神谷俊
定価:1,760円(税込)
発売日:2021年07月21日
ISBN:978-4-532-32400-1
並製/四六判/296ページ
購入画面へ進む

おすすめのポイント

テレワークで社員の生産性が下がるのはなぜか ?

ITを使いこなす先進企業から新型コロナの感染拡大で突然テレワークを導入した中小企業まで、多くの企業を悩ます問題の要因が、実は社員の自律性の高め方にある。テレワーク環境のマネジメントとして、成果目標を定め、業務役割を明確にしてセルフマネジメントを促す企業は多い。ただし、それだけでは自律性の高まりは期待できず、むしろ社員のやる気や能力の発揮を削いでしまっている側面があると著者は指摘する。

●本書では、社員がポテンシャルを十分に発揮しながら、いきいきと自律的に働くモードを「遊び」と表現し、与えられた仕事をひたすら「真面目」にこなす仕事スタイルからの脱却を促す。「遊び」のスイッチを入れるために、社員個人や管理者、リーダーは何をすべきか。それぞれに求められる実践ポイントや組織的な対応策を、学術的な知見を踏まえ提示する。

●仕事の生産性を高めるために、多くの企業が仕事の構造化や管理の自動化を進めている。「ジョブ型」をはじめ、仕事内容を規定し、その進行を精緻に管理する動きが加速しつつある。はたして、それは持続可能なアプローチなのか ? 社員のパフォーマンスの高め方を示す一方、「型」によるコントロールの妥当性を、問題事例を通して問いかける。

●リモートワーク環境における「職場」では、時間的、空間的な冗長性が削ぎ落とされ、「遊び」を生み出しにくい構造をつくりだす。これによって起こる「遊び」の消失は、緊張やストレスを高めるだけでなく、生産性を低下させたり、「テレワークうつ」などの原因にもなってしまう。このような現状を踏まえ、意識的に「遊び」を促すマネジメントの重要性を提示する。

●テレワークを導入しつつも「遊び」上手な企業は何が違うのか ? 先進企業の事例を紹介しつつ、一般企業でも活かせる施策を具体的に説明する。クリエイティブな仕事の分野だけでなく、幅広い職種で「遊び」は求められている。本書は、新しい仕事環境に閉塞感を抱く多くの組織に「遊び」を導き入れるための方策をわかりやすく手ほどきする。

●著者は、企業の人事組織でのフィールドワークを展開し、新たな時代の組織の在り方を探究する組織開発コンサルタント。学術的な知見を携えつつ、面白法人カヤックなど注目企業の人事方針の策定に関与するなど、研究と実務の境界で活動を展開している。本書では、さまざまな事例を通して、これからの企業が備えるべきマネジメント観や組織観についても提案する。

目次

  1. 第1章 進まない社員の自律
    第2章 「真面目さ」を超えよう
    第3章 自分に合わせて仕事をクラフトする
    第4章 管理者は仕事を面白くできる
    第5章 社員が自律していく組織へ

著者・監修者プロフィール

神谷 俊(かみや しゅん)

株式会社エスノグラファー代表取締役
バーチャルワークプレイスラボ代表
1983年神奈川県生まれ。2014年法政大学大学院経営組織研究科修士課程修了。16年株式会社エスノグラファー創業。企業や地域をフィールドに活動。定量調査では見出されない人間社会の様相を紐解き、多数の組織開発・製品開発プロジェクトに貢献してきた。20年4月よりリモート環境下の「職場」を研究するバーチャルワークプレイスラボを設立。大手企業からベンチャー企業まで、数多くの企業のテレワーク移行支援を手掛け、継続的にオンライン環境における組織マネジメントの知見を蓄積している。また、面白法人カヤックやGROOVE Xなど、組織開発において革新的な試みを進める注目企業の「社外人事(外部アドバイザー)」に就くなど、活動は多岐にわたる。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

同じジャンルの商品

もっと見る

now loading