反撃するハリウッド、続々参入するIT勢。戦国時代に突入したネット動画配信をめぐる熾烈な戦いを、メディアウオッチャーが描く。

ネットフリックス vs. ディズニー
ストリーミングで変わるメディア勢力図

定価:1,760円(税込)
発売日:2021年03月22日
ISBN:978-4-532-32383-7
並製/四六判/260ページ
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おすすめのポイント

この本が詳述するメディア産業の急変化は、
本質的には全産業で起こりつつある
――村上憲郎さん(元google日本法人社長)

いち早く国際的動向に注目した著者だから語れる、
ネットに抜かれたコロナ時代のテレビの真実。
――服部 桂さん(ジャーナリスト)

伝統と新興。両者が散らす火花は、変革の光明か、爆発の火種か。
答えを知るために必読の一冊
――クロサカタツヤさん(経営コンサルタント)

【内容紹介】
〇インターネットを使った動画や音声配信を意味するストリーミングは、ハリウッドの巨人ウォルト・ディズニーの参入により、戦国時代に突入した。
本書はNHKとTBSで主にデジタルメディアの取材をしてきた放送記者が、ストーリンミングビジネスの最新動向を紹介するもの。

〇映像ビジネスは、映画館、地上波テレビ放送、ケーブルテレビ、衛星放送を利用した配信から, インターネットに移行しつつある。
ネットでも数百万の同時アクセスをさばく技術進歩を背景にインターネットこそが映像ビジネスの主戦場になってきている。

〇ディズニーは19年3月、同業である21世紀フォックスを買収、ディズニーアニメに加え、スター・ウォーズやアベンジャーシリーズなど世界的ヒット映画の映像資産を多数所有する世界最大のメディア企業になった。
その勢いそのまま、スポーツ(ESPNプラス)に続き、映画とテレビ番組のネット配信ビジネス・ディズニープラスをスタートさせ、牙城ネットフリックスへの挑戦を始めた。

〇ディズニーだけではない。ワーナー・メディア、NBCユニバーサル、バイアコムも相次いでネット動画配信への参入を宣言した。
欧米メディアは、この新旧勢力の対決を“ストリーミングウォー"の時代到来と伝えている。

〇対するネットフリックスなどIT企業は更なるビジネスの拡大に走る。
ネットフリックスはイギリス、スペイン、フランスにコンテンツ製作スタジオを新設し
海外での事業展開を強化。また『全裸監督』の大ヒットを契機に日本をアジアの最重点拠点と位置付け日本のオペレーションの拡充を進めている。
アップルも、アップルTVプラスを世界100カ国で開始した。

〇さらに世界を襲ったコロナ禍はストリーミングにとっては追い風となり新旧メディアの交代に拍車がかかっている。

目次

  1. はじめに
    第Ⅰ部 アメリカの新旧メディア戦争
    第1章 躍動するネットフリックス
    1 オリジナルコンテンツ×ローカライズ戦略による快進撃
    2 旧メディアとの対立
    3 諸外国に与えるインパクト
    第2章 事業転換を図るディズニー
    1 世界最大のメディア企業への軌跡
    2 ストリーミング・ファーストへの転換
    第3章 岐路に立つメディアコングロマリットたち
    1 6大メディアコングロマリット
     2 既存メディアのストリーミングサービス
    第4章 既存メディアを飲み込むGAFA

    第Ⅱ部 新型コロナパンデミックによる新局面
    第5章 メディア界を直撃した新型コロナ
    1 アメリカ
    2 日本
    第6章 ローカルテレビニュースの復活
    第7章 スポーツストリーミングをめぐる攻防
     
    第Ⅲ部 これからのメディア産業
    第8章 ストリーミングで変わるメディアビジネス
    第9章 アジアに押し寄せるストリーミングの波
    最終章  どうする日本?
    1 後手に回る日本のメディア
    2 映像メディアに攻勢かけるIT企業
    3 どうする日本の放送業界
    おわりに
    参考文献・参照URL一覧

著者・監修者プロフィール

大原 通郎(おおはら みちろう)

デジタルメディアウォッチャー。
1954年生まれ。早稲田大学卒業後NHK入社。BS放送の発足に参画した後、TBSに移籍。ニューヨーク特派員など海外ニュース記者を務める。その後CSデジタル放送の立ち上げなどに携わる。14年、TBS退職。以後、海外のメディア動向の調査・執筆を続けている。メディア関連審議会の委員等歴任。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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