「はやぶさ2」「こうのとり」「H―Ⅱ」――多くの危機を乗り越えてきた日本の宇宙開発チーム。その挑戦を通して組織力の源泉を描く。

現場の判断、経営の決断 宇宙開発に見るリスク対応

定価:2,090円(税込)
発売日:2020年12月11日
ISBN:978-4-532-32374-5
並製/四六判/404ページ
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おすすめのポイント

はやぶさ2、こうのとり、宇宙飛行士、国産ロケットの苦闘と成功までの知られざる軌跡を描いたビジネスノンフィクション
日本(JAXA)と米国(NASA)の宇宙開発の現場と経営に学ぶ、挑戦マインドと復元力ある組織の原点

「はやぶさ2」は、打上げ期限までに開発できるか危ぶまれた。「こうのとり」は、NASAから実現は無理だと思われた。野口聡一飛行士は、スペースシャトル空中分解事故後の初飛行に搭乗し危機に直面した。国産ロケットH-II連続失敗直後のH-IIA試験機打上げは、日本の宇宙開発継続の剣が峰であった。一方NASAは、2度のスペースシャトル事故とソビエト連邦崩壊を通じて、米国の宇宙政策転換を経験した。
これら各場面での苦境を乗り越え成功に導いた現場の「判断」、経営が示したリーダーシップと下した「決断」を、支えた人々や舞台裏を交え紹介する。
「はやぶさ2」や有人宇宙計画では、幾多の困難と「未踏への挑戦」があった。国産ロケットやスペースシャトルでは、「絶望的な失敗」を乗り越えた「再出発への挑戦」があった。
これら「挑戦」と「成功」は、頭抜けた者が一人で実現したものではない。「チーム一丸」で初めて大きな力が出る。「未踏への挑戦」も、「絶望的な失敗」を乗り越える「再出発への挑戦」も、「多様な関係者のチーム一丸」なしには達成できない。本書から、チャレンジできる組織、復元力ある組織に必要なものが理解されるであろう。

目次

  1. 第1部 日本の有人宇宙活動の階段
    スペースシャトル搭乗・実験での苦難と、その後の飛躍
    第2部 ソ連崩壊直後の米国宇宙政策と日本
    1990年代、米国の危機管理と、垣間見えたソ連流宇宙文化
    第3部 二度目のシャトル事故と日本
    事故原因究明での米国の姿と、事故後初飛行への日本人搭乗
    第4部 日本宇宙輸送の挑戦と試練
    ロケット連続失敗の教訓と、HーIIAロケット成功への経営
    第5部 国際舞台での日本の宇宙輸送実現
    ISS物資補給機「こうのとり」の苦難と成功、生んだ価値
    第6部 小惑星探査機「はやぶさ2」
    プロジェクト開始から続いた幾多の困難と、乗り越えた人々
    第7部 2020年代の宇宙開発への期待
    進む世界の変化と進化、日本の進路と期待

著者・監修者プロフィール

山浦 雄一(やまうら ゆういち)

山浦技術経営士事務所代表。筑波大学客員教授。
1976年3月東京大学工学部航空学科卒業。1978年3月東京大学大学院航空学専攻修士課程修了。同年4月~2017年3月、宇宙開発事業団(NASDA)および宇宙航空研究開発機構(JAXA)に在籍。JAXAにおいて理事として経営企画、国際関係、産業振興、危機管理などを担当。また、最高情報セキュリティ責任者(CISO)も務める。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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