安定と繁栄をもたらしてきた「自立的な関係(よいしがらみ)」が「馴れ合い関係(わるいしがらみ)」へと変質し、独創性を阻む風土や、活力を削ぐ甘え、不正を許す隠蔽体質などが顕在化してきた。成功したがゆえに陥った、日本の危機の本質を探る。

日本、よいしがらみ 悪いしがらみ

定価:本体1,600円+税
発売日:2002年11月25日
ISBN:978-4-532-31020-2
上製/四六判/234ページ
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おすすめのポイント

安定と繁栄をもたらしてきた「自立的な関係(よいしがらみ)」が「馴れ合い関係(わるいしがらみ)」へと変質し、独創性を阻む風土や、活力を削ぐ甘え、不正を許す隠蔽体質などが顕在化してきた。成功したがゆえに陥った、日本の危機の本質を探る。

目次

  1. はじめに

    第1章 よいしらせと悪いしらせ
     1 なぜ日本だけが成功したのか
     2 強すぎるしがらみとその弊害
     3 がんじがらめの日本

    第2章 がんじがらめの子どもたち
     1 変化する社会化のプロセス
     2 目標となる大人の社会はすでに存在しない
     3 教育システムをどう変えるべきか

    第3章 がんじがらめの大人たち
     1 国際化への2つのハードル――「信頼」と「社会的な上下関係」
     2 クモの巣を引き裂く代償
     3 どうすればよいのか――考えられるいくつかの解決策

    第4章 家族が向かう先にあるもの
     1 露呈しはじめた問題点
     2 これからの家族

    第5章 クモの巣にからめとられた社会
     1 宗教ブームは起こるか
     2 さらに増加する自殺率
     3 できるだけ多くの人を社会に結びつけておくには

    第6章 新しい日本に向かって
     1 日本人の価値観の変化
     2 これらの変化が意味するもの
     3 将来へのカギ
     4 ある物語

    参考文献

著者・監修者プロフィール

アレン・S・ミラー(あれん・えす・みらー)

1956年生まれ。UCLA歴史学部卒業。カリフォルニア州立大学社会学修士、ワシントン大学社会学博士。ノースカロライナ大学シャーロット校助教授、フロリダ州立大学助教授、北海道大学文学部助教授を経て、現在、北海道大学大学院文学研究科教授。 <主な著書>『Order by Accident』(Westview Press)など

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

賀茂 美則(かも よしのり)

1958年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。総合商社勤務を経て、ワシントン大学社会学修士、社会学博士。ルイジアナ州立大学社会学部助教授を経て、現在、ルイジアナ州立大学社会学部准教授。家族社会学専攻。 <主な著書>『アメリカを愛した少年』(講談社)など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。