EUから完全離脱した英国でいま何が起きているのか。スコットランド独立問題など内憂と、国際プレゼンス向上努力の現場を描く。

イギリス解体の危機
ブレグジットが開けたパンドラの箱

定価:990円(税込)
発売日:2021年09月10日
ISBN:978-4-532-26465-9
並製/新書判/264ページ
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おすすめのポイント

EUから完全離脱した英国でいま何が起きているのか。スコットランド独立問題など内憂と、国際プレゼンス向上努力の現場を描く。

英国は将来にわたって今の国のかたちを維持できるのか ? 数年にわたる騒動を起こしたBrexitがその最大の問題の「パンドラの箱」を開けてしまった。2020年末にEUと貿易協定を結んだことで経済の大混乱という最悪の事態は免れたように見えるが、EU残留志向が強いスコットランドでは英からの独立運動が再燃。地方議会選で独立派が過半数の議席をとった。2021年に地域の樹立100周年を迎える英領北アイルランドでは、年初の完全離脱後も、懸案だったEU加盟国アイルランドとの国境問題がくすぶったまま。将来的にアイルランド統一論が盛り上がる可能性は否定できない。

TPP参加表明やG7サミットの議長役など「グローバル・ブリテン」と称する華々しい外交政策を展開するジョンソン政権だが、一皮めくれば国内で国家の解体や分裂の懸念が高まっているのが実情だ。かつて世界の4分の1を制覇した英国が将来、EUから離れただけでなくさらに小国へと没落するのか。それとも今の国のカタチを死守するのか。現地の風景や生の声も交えながら探る。

目次

  1. 序章 Brexitが開けたパンドラの箱 英国解体確率は65%?

    第1章 スコットランド独立運動の再燃

    第2章 南北アイルランドが一つになる日

    第3章 完全離脱1年目の「通信簿」

    第4章 離陸できるか「グローバル・ブリテン」

    第5章 「インド太平洋重視」の勝算

    第6章 「EU離脱」騒動の教訓

    終章 「パンドラの箱の閉じ直し=EU再加盟」はもうないのか

著者・監修者プロフィール

中島 裕介(なかじま ゆうすけ)

日本経済新聞欧州編集総局記者
1999年早稲田大学政治経済学部卒業、新聞他社での営業職などを経て、2006年10月に日本経済新聞に入社。主に経済部や政治部で財務省、首相官邸、財界など政官財の各界を取材。2018年10月から現職で、英国ではBrexitやコロナ危機と対峙するジョンソン政権をウォッチする。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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