鎖国下の100万都市江戸を襲うコレラ、インフル――。八百八町を救うため、幕府はどう立ち向かったのか。現代に通じるヒント満載の1冊!

定価:935円(税込)
発売日:2020年12月10日
ISBN:978-4-532-26448-2
並製/新書判/256ページ
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おすすめのポイント

鎖国下の100万都市江戸を襲うコレラ、インフル
八百八町を救うため、幕府が講じたあの手、この手

「度重なるパンデミックに対する江戸幕府の危機対応」をテーマに、様々なエピソードを通して幕府の危機管理(特に経済政策や福祉対策)の実際を解説します。

鎖国下の日本にも、長崎の出島を通してコレラやインフルエンザといった海外からの感染症が入り込み、パンデミックとなりました。特に、人口過密な大都市江戸での感染症大流行は、多くの人命を奪い、経済を大きく停滞させることに繋がりかねないものでした。
パンデミック発生に対し、江戸幕府はどのように対応したのか?

実は幕府には、感染症の流行だけでなく地震、火災、水害、飢饉など江戸を襲った度重なる危機のなかで蓄積された危機管理のノウハウがありました。医学的な対応は現代とは全く異なりますが、当時世界最大の都市だった江戸の経済対策や被災者(住民)の救援に関しては、現代に通じる対策が講じられていたのです。

コレラと安政江戸地震に見舞われた幕末は、東日本大震災後に新型コロナウイルスに襲われた現代と非常に似ています。
新型コロナ禍を乗り越えて、経済機能を復活・復興させていくためのヒントが、江戸時代に意外なほど転がっているのです。

目次

  1. プロローグ

    第1章 押し寄せる感染症……江戸の歴史は「感染症の歴史」
     
    第2章 感染症と幕府のBCP

    第3章 パンデミックと救済のシステム……米や銭の給付はスピード勝負

    第4章 想定外が続いたパンデミック対策--次々に遭遇したインフルエンザ・麻疹・コレラの流行

    第5章 パンデミックvs.経済政策……政策ツールの総動員--自助・共助・公助で乗り切る

    エピローグ いま、なぜ「江戸時代のパンデミック」なのか?

著者・監修者プロフィール

鈴木 浩三(すずき こうぞう)

1960年東京生まれ。中央大学法学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。経済史家。著書に、『地図で読みとく 江戸・東京の「地形と経済」のしくみ』(日本実業出版社)、『江戸の都市力』(ちくま新書)、『江戸の風評被害』(筑摩選書)、『江戸のお金の物語』(日経プレミアシリーズ)などがある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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