歴史、経済、ファッションなど、さまざまな視点から「きもの」を語り尽くす、誰もが読んだことのない対談集です。
きもの文化と日本
ISBN:978-4-532-26329-4
並製/新書判/256ページ
おすすめのポイント
かつて日本人の誰もが着ていた「きもの」。しかし、最近はあまり見かけなくなりました。衰退の原因は生活の欧米化だけではありません。では、なぜ「きもの」を着る人が減ってしまったのでしょうか。
そもそも、きものって何? 面倒なルールは昔から? なぜ高い? きもの業界に旋風を吹き込む経営者と、現場をよく知る経済学者が、古代から現代まで、日本の服飾史をたどりつつ、きものの秘密に迫ります。
歴史、文化、産業、経済、グローバル化など、さまざまな視点から、きもの文化がなぜ停滞し、そして今、なぜ復活しつつあるのかを解き明かしていく、知的好奇心を刺激する読み物です。
目次
- まえがき(伊藤元重)
第1章 ゆかたブームにヒントがある
第2章 なぜフォーマル一辺倒なのか
第3章 ルールは本当に「伝統」なのか
第4章 もう絹だけに頼らない
第5章 きものはどうして高いのか
第6章 面倒だから面白い
あとがき(矢嶋孝敏)
著者・監修者プロフィール
学習院大学国際社会学部教授、東京大学名誉教授
1951年静岡県生まれ。74年東京大学経済学部卒業。78年 米ロチェスター大学大学院経済学研究科博士課程修了。79年同大学Ph.D.取得。東京大学経済学部助教授、同大学院経済学部教授を経て、2017年より現職
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。