赤字財政に支えられた社会保障制度への危機感が決定的に欠けている! 社会保障を専門とする論客が、厚労省の構想を覆し、真の弱者のための制度、年金、医療、介護、生活保護などの改革の筋道を歯切れ良く論じる。
社会保障を立て直す
借金依存からの脱却
ISBN:978-4-532-26225-9
並製/新書判/232ページ
おすすめのポイント
赤字財政に支えられた社会保障制度への危機感が決定的に欠けている! 社会保障を専門とする論客が、厚労省の構想を覆し、真の弱者のための制度、年金、医療、介護、生活保護などの改革の筋道を歯切れ良く論じる。
赤字財政のもとでの社会保障制度改革には、世代間の公平性の確保という従来の視点に加えて、市場の規律を活かした制度設計が不可欠であることを論じます。
目次
- 第1章 このままでは行き詰まる社会保障--改革はなぜ進まないのか
第2章 年金制度をどう維持するのか--年金官僚主義の打破
第3章 年金目的の消費税はなぜ必要か--年金未納付問題の究極的な解決
第4章 医療保険をどう改革するか--年齢構造を踏まえた給付と負担の均衡を
第5章 医療・介護サービスを変える--家庭医の導入で高齢化対応
第6章 介護保険の改革--「混合介護」の活用
第7章 女性の社会保障--働くことが損にならない仕組みへ
第8章 生活保護制度をどう変えるか--最後のセーフティーネットへ
著者・監修者プロフィール
昭和女子大学グローバルビジネス学部特命教授 副学長
1946年生まれ。68年国際基督教大学教養学部卒業。70年東京大学経済学部卒業、経済企画庁入庁。81年米国メリーランド大学Ph.D.取得。OECD経済統計局主任エコノミスト、上智大学教授、日本経済研究センター理事長、国際基督教大学教授などを経て現職。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。