「誤った経費節減で赤字転落」「組織を効率化せずリストラ」「部下の成果を横取り」……。バカ社長、ダメ上司の行動が会社を破壊する。気鋭の会計士が、時間・ヒト・モノ・カネを正しく使う法を軽快に説く一冊!
バカ社長論
ISBN:978-4-532-26005-7
並製/新書判/192ページ
おすすめのポイント
「誤った経費節減で赤字転落」「組織を効率化せずリストラ」「部下の成果を横取り」……。バカ社長、ダメ上司の行動が会社を破壊する。気鋭の会計士が、時間・ヒト・モノ・カネを正しく使う法を軽快に説く一冊!
必要な機能を持つコピー機の導入をしぶる、家賃を下げるため事務所を不便な場所に移すなど、ダメな経営者の誤った判断がなぜいけないのか、具体的なエピソードから、会社や会計の基本が身につきます。
目次
- プロローグ
第一章 「時は金なり」がわからない社長
バカ社長が会社を壊す/会社がもうかる単純な仕組み/会社を家計簿の理屈で考える人
安いコピー機がなぜいけないか/電気代を節約したら赤字になった/高い家賃も「あり」な理由
リストラで落ち込む会社の法則/本当のスピード経営/お客さんが喜べばコストも下がる
管理部門がスピード経営の成否を決める/仕事は一回で終わらせる
第二章 社員が働く会社、サボる会社
バカ社長判別テスト―優秀な人を暇にしているか
スキルの低い人だって仕事はできる/できる社員を集めようとする愚
仕事の基本理論は「稼ぎ=能力×時間」/自分の能力を語る能力なし
社員の器が仕事に合わない/セミナー研修は社員の子守歌/単なる給料が高い人のお仕事とは
上司よ、特権階級のつもりか/自分の仕事ばかりを優先するダメ上司/「明日までに完成…」の大罪
残業するから会社がダメになる/「困ったちゃん」と働きやすい職場の論理/成長と退職者のエトセトラ
社長が暇だと社員は働かない/「尊敬しろ」と言われても…/できる社長は感謝を言葉で表す
第三章 ヒット商品の恐怖
ヒットに慢心するバカ社長/「伸るか反るか」の投資はしない/無謀な開発をしたソフト会社
商品が完成した、売るカネはない/画期的な商品が市場を小さくする/天才は凡人に勝てるわけがない
基本に帰るという基本/「革新より改良」で打率を上げる/商品開発は売り方とセット
第四章 お金をもうける算数・初級編
成功する社長はおおらかだけど細かい/なんでもかんでも原価計算/粗利率で考えよう!
坪効率は机上の空論/一杯のコーヒーから「もうけ」を考える/適正価格を決める思考法
もうけの源泉は見積もり力/すべては納期の読みから/仕事を断られてもいいじゃないか
相手のフトコロ具合を読んでから考える/「払え、バカヤロー」の覚悟/黒字体質にしたら次は財産づくり
交際費は正しく使いましょう
第五章 もうける社長は、こう考える
会社の宿命は成長/「社員が働かない」とグチるバカ社長/お客さんの文句をニーズに変える
クレームをすべて聞くのがお客様第一主義?/良いクレームと悪いクレーム/もうかる会社は明るい
もうける社長は暗い/いつでもどこでもリスクだらけ/宝物は危ない橋の先にある
社長の浪費は搾取である/勉強する人、しない人/会社って、なんのためにあるのか
あとがき
著者・監修者プロフィール
公認会計士・税理士。昭和39年山梨県生まれ。昭和61年筑波大学卒業。翌年公認会計士試験合格後、監査法人トーマツ勤務。平成5年エース会計事務所開設。趣昧は、草野球、ディズニーランド、温泉。著書に『バカ社長論』『ダメ上司論』『お役所しごと入門』などがある。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。