不均衡動学から貨幣論、企業論、市民論へ--。日本を代表する経済学の巨人が試行錯誤の軌跡を縦横無尽に語り尽くす知的興奮の書。

定価:1,430円(税込)
発売日:2021年08月04日
ISBN:978-4-532-24004-2
並製/A6判/672ページ
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おすすめのポイント

●戦後世代の経済学者が綴る知の軌跡
マルクスに感銘を受けて東大経済学部へ進学した青年が小宮隆太郎、宇沢弘文と出会い近代経済学に目ざめ、MITへ留学、サミュエルソン、アローなど世界の知に触れる――。戦後日本の歴史とともに生きてきた日本を代表する近代経済学者、岩井克人。本書は、その遍歴と自分の頭脳の中身を明らかにする「知の履歴書」です。
出世作である「不均衡動学」はどのようにして誕生したのか、「貨幣論」はどのような発想で臨んだのか、マクロ経済学者であった筆者がなぜ企業論に注目したのかなど、今まで本人が明確に語ってこなかった岩井ワールドの全貌が明らかになる岩井経済学ガイドでもあります。
本書は、不均衡動学、貨幣論などそれぞれ一冊分の解説が可能な多岐にわたる岩井経済学の世界をことばを尽くして解説を行っているため、岩井経済学ガイドにもなっている。今まで岩井氏の著作は思索的で難解と思ってきた人々にも読者が広がることが期待できます。
文庫化に当たっては、新規に岩井氏のインタビューと文庫版まえがきを掲載、コロナ禍の世界と経済をどのようにとらえるべきかを語ります。

目次

  1. 文庫版の刊行にあたって
    まえがき
    第一章 生い立ち--「図鑑」から経済学へ
    第二章 MIT留学--学者人生における早すぎた「頂点」
    第三章 エール大学--『不均衡動学』を書く
    第四章 帰国--「シュンペーター経済動学」から「資本主義論」へ
    第五章 日本語で考える--『ヴェニスの商人の資本論』から『貨幣論』へ
    第六章 再び米国へ--「日本経済論」から「法人論」へ
    第七章 東京とシエナの間で--「会社統治」論から「信任」論へ
    第八章 残された時間--「経済学史」講義からアリストテレスを経て「言語・法・貨幣」論に
    補遺 『不均衡動学』の現代版に挑む
    あとがき

著者・監修者プロフィール

岩井 克人(いわい かつひと)

国際基督教大学客員教授、東京財団上席研究員
東京大学卒業、マサチューセッツ工科大学経済学博士(Ph.d.)。イェール大学経済学部助教授、プリンストン大学客員準教授、ペンシルバニア大学客員教授、東京大学経済学部教授など歴任。2007年4月紫綬褒章を受章。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

前田 裕之(まえだ ひろゆき)

編集局経済解説部編集委員 1986年日本経済新聞社入社。大阪経済部、東京経済部、大阪経済部金融担当キャップ、編集委員などを経て現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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