働き方改革がもっとも進む企業はどこか? 日経独自の指標で、企業の成長力を紐解く!
おすすめのポイント
◆働き方改革を可視化する、日経「スマートワーク経営」調査を書籍化
本書は、日本経済新聞が2017年から実施している大規模調査、「スマートワーク経営調査」を書籍化したものです。この調査は、働き方改革を通じて成長をめざす企業を支援する「日経スマートワークプロジェクト」の一環で、日経独自の指標で企業の働き方改革の取り組みを評価し、格付けしています。19年の最新調査では上場企業を中心に708社が調査に参加しました。本書では、調査開始から3年分の全調査データを公開して、各社の取り組みや進み具合を明らかにします。
◆働き方改革は業績にプラスにはたらくか?
これまでの調査データを基に、鶴光太郎慶応大教授、山本勲慶応大教授、滝澤美帆学習院大教授の3名が、働き方改革と企業業績の相関について分析した論文も収載。どのような施策が従業員のウェルビーイングを高め、企業の生産性を向上させるかなど、働き方改革の効果を検証しています。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、多くの企業が働き方の見直しを迫られています。働き方改革にいち早く着手した先進企業の取り組みがわかる、“アフターコロナ"の経営に役立つ一冊です。
目次
- 「日経スマートワーク OUTLOOK 2020」出版にあたって
清家 篤 日経スマートワーク大賞 審査委員長
■ C h a p t e r 1 働き方改革のエクセレント・カンパニー
働き方改革、柔軟に
日経スマートワーク大賞2020で7社表彰
日経「スマートワーク経営」調査2019
[スマートワーク経営 708社調査] 在宅勤務、5割が導入
[総合ランキング] 働き方改革を成長の基盤に 異質な「知」と人材生かせ
[人材活用力] 多様で柔軟な職場づくり競う IT、生産性高めるカギ
[イノベーション力] 革新に挑戦 好循環描く 人材に投資、新技術に対応
[市場開拓力・テクノロジー活用] 存在感高め市場開拓
[経営基盤] 重みを増す社外取締役の起用 ガバナンスの実効性を高める
■ C h a p t e r 2 日経「スマートワーク経営」調査分析
企業業績を高めるための働き方改革と従業員のウェルビーイング向上
鶴 光太郎 慶應義塾大学大学院 商学研究科教授
山本 勲 慶應義塾大学 商学部教授
滝澤 美帆 学習院大学 経済学部教授
はじめに
[第1節]「 スマートワーク経営調査」等の基本的特徴
[第2節] 企業業績を高めるために有効な働き方改革は何か
1 大括りでみた働き方改革の施策の企業業績への影響
2 人材活用関連の個別施策の企業業績への影響
[第3節] 従業員のウェルビーイングを高めるために有効な働き方改革は何か
[第4節] 従業員の理解・ウェルビーイングを高めることは企業業績の向上につながるか
1 従業員の理解を高めることは企業業績の向上につながるのか
2 従業員のウェルビーイングと企業業績とはどのような関係があるか
まとめ
■ C h a p t e r 3 シンポジウム SmartWork経営 日本の挑戦
「個と経営の新たな潮流」 働き方改革 一歩踏み出せ
C o l u m n 株式市場はスマートワークな会社が
C o l u m n スマートワークのKEYWORD
■ C h a p t e r 4 日経「スマートワーク経営」調査
日経「スマートワーク経営」調査2019
総合ランキング
人材活用力
イノベーション力
市場開拓力
経営基盤
テクノロジー活用
A r c h i v e
日経「 スマートワーク経営」調査2017
日経「 スマートワーク経営」調査2018
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あとがき