「付加価値」から「付加しない価値」へ! 「小さな会社」のための実践的マーケティングを解説したベストセラーを文庫化。
ISBN:978-4-532-19998-2
並製/A6判/304ページ
おすすめのポイント
「付加価値」から
「付加しない価値」「引く価値」へ
「小さな会社」のための実践的なマーケティングを解説して好評を博したベストセラーを文庫化!
「なぜ、アップルに、デジカメやビデオレコーダーがないのか ? 」
「なぜ、スターバックスに、ホットドッグやハンバーガーはないのか ? 」
本書は、中小企業や地域産業が、今自身が持っている売り物にさらに機能を足すのではなく、むしろ引き算をし、本来の売り物を明確にすることにより、消費者にエッジを立て、価値を上げる方法を解説します。
具体的にどう引き算し、シンプルに自社の個性をどう打ち出すか。そのための発想と方法を具体的に解説。「引き算」発想を活かして元気になっている企業・サービスの事例も、ふんだんに紹介します。
著者独自のリサーチ(客観的数字)による裏付け、企業事例への取材に基づいた具体性・納得感があり、誰もが自分の組織や地域で試したくなるでしょう。
目次
- はじめに──今なぜ、引き算なのか
PART1 「押す力」から「引く力」へ、「足す価値」から「引く価値」へ
CHAPTER1 引き算にひかれる消費者――シンプル志向の高まり
CHAPTER2 なぜ、足し算に陥ってしまうのか ? ――足し算のワナ
CHAPTER3 足し算企業は、なぜ沈むのか ?
CHAPTER4 引き算の思考方法
PART2 シンプルは、パワフル
CHAPTER5 引き算企業は、本当に強いのか ?
CHAPTER6 引き算をすると、なぜ強くなるのか ?
CHAPTER7 「良い引き算」と「悪い引き算」
CHAPTER8 引き算の条件――シンプルに至る道は、シンプルではない
CHAPTER9 引き算する勇気
CHAPTER10 99.7%のための引き算戦略――小さな企業ほど、引き算で伸びる
PART3 いかに引き算をするか、いかに人を引きつけるか
CHAPTER11 品ぞろえの引き算――何を売らないか
CHAPTER12 ターゲットの引き算――誰に売らないか
CHAPTER13 引き算の商品開発――「引く価値」を形にする
CHAPTER14 サービス業の引き算――何をやらないか
CHAPTER15 「あたりまえ」を引き算する
CHAPTER16 引き算が、地域を元気にする
CHAPTER17 引き算して、掛け算する――モノで絞り、コトで広げる
著者・監修者プロフィール
静岡県立大学経営情報学部教授・学長補佐・地域経営研究センター長
専攻は、マーケティング。とくに、地域に関するマーケティング問題を主な研究テーマとしている。これらの業績により、日本観光研究学会賞、日本地域学会賞、世界緑茶協会O-CHAパイオニア学術研究大賞、商工総合研究所中小企業研究奨励賞などを受賞。
著書に、『地域引力を生み出す 観光ブランドの教科書』『小さな会社を強くするブランドづくりの教科書』『農業のマーケティング教科書:食と農のおいしいつなぎかた』『小が大を超えるマーケティングの法則』『スモールビジネス・マーケティング』などがある。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。