全世界を襲う危機に対し、人類は協調して対処できるか。危機の帰結を占う12要因から世界が学ぶべき教訓を博覧強記の博士が提言。
ISBN:978-4-532-19990-6
並製/A6判/360ページ
おすすめのポイント
『銃・病原菌・鉄』著者最新作!
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ大絶賛!
「本書は、地球規模の危機に直面する全人類を救う」
日本、アメリカ、世界を襲う
現代の危機
危機とはその「瞬間」を境に
「はるかに」大きな違いが生じる
転換点のことだ。
国家的危機に直面した7カ国の事例から
全世界が一致して持つべき認識を明らかにする。
国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る――では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?
現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか#65311;
そしていま、全世界を襲う病原菌に対し、人類は協調して対処できるだろうか? 国家的危機の帰結を左右する12の要因は、世界の危機対応能力も占うのか。博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。
目次
- 第2部 国家――明らかになった危機
第6章 ドイツの再建
第7章 オーストラリア――われわれは何者か?
第3部 国家と世界――進行中の危機
第8章 日本を待ち受けるもの
第9章 アメリカを待ち受けるもの――強みと最大の問題
第10章 アメリカを待ち受けるもの――その他の三つの問題
第11章 世界を待ち受けるもの
エピローグ 教訓、疑問、そして展望
著者・監修者プロフィール
カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞など受賞多数。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
翻訳家。
東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、出版社勤務を経て、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。フリーランスで翻訳・編集の仕事に携わる。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。