危機とはその「瞬間」を境に「はるかに」大きな違いが生じる転換点のことだ。『銃・病原菌・鉄』著者が歴史から人類の未来を問う。
ISBN:978-4-532-19989-0
並製/A6判/312ページ
おすすめのポイント
『銃・病原菌・鉄』著者最新作!
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ大絶賛!
「本書は、地球規模の危機に直面する全人類を救う」
「良い危機をけっして無駄にするな」
――ウィンストン・チャーチル
危機とはその「瞬間」を境に
「はるかに」大きな違いが生じる
転換点のことだ。
遠くない過去の人類史から
何を学び、どう将来の危機に備えるか?
国家的危機に直面した7カ国の事例から
全世界が一致して持つべき認識を明らかにする。
ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本・・・・・・。
国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす! 文庫化にあたり、世界が直面するコロナ危機を分析した序章を新たに追加。
目次
- 世界的危機としてのコロナ禍--日本語版文庫に寄せて
日本語版への序文
プロローグ ココナッツグローブ大火が残したもの
第1部 個人
第1章 個人的危機
第2部 国家――明らかになった危機
第2章 フィンランドの対ソ戦争
第3章 近代日本の起源
第4章 すべてのチリ人のためのチリ
第5章 インドネシア、新しい国の誕生
著者・監修者プロフィール
カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞など受賞多数。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
翻訳家。
東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、出版社勤務を経て、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。フリーランスで翻訳・編集の仕事に携わる。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。