AIの研究開発、ビジネス活用の最前線で活躍する著者だからこそ書くことの出来た AI入門書のロングセラー文庫版。
おすすめのポイント
■人工知能(AI)の活用によって、ホワイトカラーの仕事、企業の経営、多様な産業はどう変わっていくのか? 30年以上にわたり、人工知能(AI)の研究に携わり、現在も日々、AI関連の研究・技術開発を続け、昨今、内外のAI事情に通じた著者が、AIの実態、AIにできること、産業、ビジネス、仕事へのインパクトを、最新の知見に「温故知新」の視点を加えつつ、掘り下げて展望します。
■現在のAIブームを支えるディープラーニングの本質をわかりやすく伝えるとともに、人間の仕事の中で大きな位置を占める知的生産プロセスとAIはどう関わるのか、IoTや、さまざまなビジネスへの応用可能性について、基本となる考え方を解説します。
■本書では、著者が研究者の視点、産業応用を目指す技術者の視点に立ち、責任をもって考え抜き、経済社会、法律についても考察を加え、全体に一貫性をもたせるように腐心。シンギュラリティ論に代表される、AIに関する誤った未来予測、悲観論、過剰な期待論を退け、産業・ビジネスから教育、法制度に至るまで、日本が欧米中国に伍して取り組むべきAI開発の課題も展望します。また、一人ひとりがAIに負けない能力を身につけるために何が必要か、明らかにします。
目次
- 第1章 第3次ブームのAI(人工知能)は何ができるのか?
第2章 ホワイトカラーの仕事はどう変わるのか?
第3章 IoT、5GとAI:デジタル社会のインフラ
第4章 サービスの生産性向上は待ったなし:AIが劇的に不定形データの分析を
高速化し、経営を支える
第5章 ディープラーニングとは何か?:正確な認識をもとう!
第6章 高まるAIの「学習・対話能力」
第7章 X-techの時代:様々な業界における様々なAIの応用
第8章 日本のAI開発はどう進めるべきか?
第9章 AIと人間の未来を恐れるなかれ
著者・監修者プロフィール
メタデータ株式会社代表取締役社長、東京大学大学院医学系研究科研究員
1962年生まれ。1984年東京大学工学部卒業、2002年理学博士号取得(九州大学)。
NEC C&C研究所、ジャストシステム、法政大学、リコー勤務をへて、法政大学大学院客員教授を歴任。この間、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)人工知能研究所客員研究員。2005年、メタデータ株式会社を創業。ビッグデータ分析、ソーシャル活用、自然言語処理応用の人工知能API群を提供。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。