年間販売数4億本超! 日本でいちばん売れているアイスを生んだ赤城乳業の強さの秘密に、「現場力」のカリスマが切り込む。
ISBN:978-4-532-19898-5
並製/A6判/256ページ
おすすめのポイント
年間販売数4億本超!
日本でいちばん売れているアイスを生んだ
「強小カンパニー」の秘密に迫る
社員数380名で売上高454億円。12期連続増収を達成。
異端であること、遊び心があることを何よりも重視する。
埼玉県の北端に拠点をもつ「ユニークな地方企業」が赤城乳業だ。
失敗を恐れず、とがった社員を集めて、なんでも「言える」仕組みをつくり現場を活性化させる。
そんな現場力の秘密を、遠藤功氏が解き明かすのが本書だ。
-大ヒット「コーンポタージュ味」をつくった若手たち
-ガリガリ君の「異色コラボ」が次々誕生した理由
-会社なのに「秘密基地」で商談する大人たち
-キャッチフレーズ「あそびましょ。」に込めた願い
-新入社員であっても、役員にものが言える風土づくり
-常識的なアイデアは、まったく評価されない
-入社2~3年目から大仕事を任せ、責任を自覚させて成長させる
-「社長は、社員の七光」
-売上200億円当時に100億円をかけて、食品基準ではなく医薬品基準の新工場を設立
日本企業から失われつつある「現場力」を高めるための知恵が、本書には詰まっている。
*本書は潮出版より2013年10月に刊行された『言える化――「ガリガリ君」の赤城乳業が躍進する秘密』を改題、文庫化したものです。単行本刊行後以降の話題を追加いたしました。
編集者より
本書は、国民的アイス「ガリガリ君」をつくっている赤城乳業を舞台にしたビジネスノンフィクションです。同社のスローガン「あそびましょ。」でもわかるとおり、普通の会社にはあまりない「攻めた」エピソードが満載です。
-乳製品を扱っていなかったのに、他社を真似て社名を「赤城乳業」に
-いい大人たちが「秘密基地」で「作戦会議」
-食べるときに必要ないのに、スーパーに「ガリガリ君」オリジナルスプーンを設置
-大雪降る札幌でアイスの試食キャンペーン
-棒がおみくじになったガリガリ君を、受験生向けに発売し、大ヒット
-1億円の損失を出した失敗作・「シャリシャリ君」を7年後に再発売し、話題に
何でも言える雰囲気のなか、失敗を恐れず、ベテランも若手も活き活きとアイデアを出し続ける。暑くなってきたこの季節、「ガリガリ君」をかじりながら、そんな「強小カンパニー」の物語を味わってみてください。
(2019.5.30)
目次
- プロローグ こんなに面白い会社がまだ日本にはあったんだ
第1章 躍動する若者たち
第2章 「強小カンパニー」への道程
第3章 ドリームファクトリーの建設
第4章 「ガリガリ君」大ブレーク!
第5章 「言える化」こそ競争力
第6章 自分のために働け
第7章 躍動する若者たち、再び
エピローグ 「アイス」の会社は「愛ス」の会社
巻末対談 「その後の赤城乳業」――井上創太社長に聞く
著者・監修者プロフィール
コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機、米国系戦略コンサルティング会社を経て2000年ローランド・ベルガー日本法人社長。2005年~2020年6月同会長。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。