搭乗拒否許されなかった一言、SNSが招いた退学処分、勝訴企業の不都合な工作―。身近なリスクを明らかにする法廷ものがたり。

気がつけば被告? イライラ社会の法律トラブル

山田薫
定価:858円(税込)
発売日:2016年08月03日
ISBN:978-4-532-19801-5
並製/A6判/272ページ
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おすすめのポイント

日経新聞の裁判担当記者が、「心のアンテナ」に触れた無名の判決を紹介する日経電子版の好評連載「法廷ものがたり」(全40回)を書籍化!

サラリーマンの悲哀を感じさせる仕事絡みの話から、近所のもめ事、相続や年金をめぐるトラブルまで、裁判記録には人生に関わる興味深いストーリーがたくさん埋もれています。

連載時の三コマ漫画も掲載し、身近に潜むリスクの恐ろしさ、人生の悲哀をユーモラスに解説します。

目次

  1. Ⅰ 人も歩けば裁判に当たる
    暴発した鬱憤、電車内のケンカの代償は
    スノボ事故、ケガさせた相手はエリート医師
    接触事故の女子高生、「大丈夫」のはずが…
    隣人トラブル、枯れていく草木
    ホームヘルパー、悪意の暴露ブログ
    搭乗拒否、許されなかった一言
    SNSが招いた退学処分、保育士の卵の誤算
    末期がんの父、娘がすがった「自然療法」

    Ⅱ 非のないところにも訴訟は起きる
    「バイトに手出した」と無根の噂から会社人生暗転
    営業のエース、暴かれた裏金「会計黙認」主張通らず
    パワハラ訴訟で発覚、勝訴企業の不都合な「工作」
    忘年会後の悲劇 労災認定、無情の線引き
    納会で泥酔、急死の男性は労災か
    偽装労災? 労働局員は見た
    切られたコンサル契約、相続対策深入りの末に……
    倒れた夫、労災基準に挑んだ妻の闘い

    Ⅲ 親しき仲にも訴訟あり
    看取ったのは妻ではなく元妻、遺族年金の行方は
    婚約者が浮気 慰謝料額、夫婦の場合とどう違う?
    「終活」のミス、書き間違えた遺言の行方
    8年後に出てきた遺言書、「争族」の決着は?
    家族が虐待? 行政が施設で母親を「保護」
    高原の別荘地、自治会、泥沼の内紛
    中古マンション売買、苦い後味
    「がん隠した」、生保が支払い拒否 その真相

    Ⅳ 親の訴え子知らず
    中学受験前に体育でケガ 母親の無念
    熱血校長の通じなかったジョーク 不登校の理由は……
    小学生女児、いじめとケンカの境界は
    「国内留学」ステイ先に日本人 契約違反に問えるか
    就職目前、親知らずの手術で舌に障害
    ペットホテルで愛犬が大ケガ、飼い主が越えた一線
    不妊治療のサプリ代、確定申告で認められるか

    Ⅴ 訴訟は小説より奇なり
    消える在庫商品、従業員と神経戦の末に
    倉庫全焼で保険金請求 不可解な事実が示すのは……
    中古車の隠れた「過去」、転売後に発覚
    アイドルからメール、サクラ商法の冷徹な実態
    年金加入の空白、一時金を受け取ったのは?
    塞がれた「眺望」、大通り沿いの店舗物件
    アンゴラ内戦の闘士、はるか日本で難民申請
    1951年中国生まれ、女性が背負った「戦争」
    提訴乱発ついに75件、「不当訴訟」と逆提訴

著者・監修者プロフィール

山田 薫(やまだ かおる)

日本経済新聞社秋田支局長。1979年生まれ、早稲田大学法学部卒。2004年日本経済新聞社入社。流通経済部(現企業報道部)、宇都宮支局を経て、東京社会部で国税や司法(検察・裁判)を担当。16年より現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。