幕末の権力闘争の争点となった倒幕・佐幕、攘夷・開国の二元論を越えて、日本が世界で生き残るための方途を模索しながら権力の間を駆け抜けた「商人」龍馬。2010年のNHK大河ドラマで話題の英雄の真の姿に肉薄する。

定価:本体667円+税
発売日:2009年11月11日
ISBN:978-4-532-19518-2
並製/A6判/320ページ
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幕末の権力闘争の争点となった倒幕・佐幕、攘夷・開国の二元論を越えて、日本が世界で生き残るための方途を模索しながら権力の間を駆け抜けた「商人」龍馬。2010年のNHK大河ドラマで話題の英雄の真の姿に肉薄する。

07年12月刊行の同名書を文庫化。歴史小説の大家・津本陽氏が、資料を丹念に読み解き、創作を極端に抑制したノンフィクションに近い手法で、「商人」としての龍馬像を新しい視点で描きます。

目次

  1. 一章 動乱の渦中へ
     「商業」を見て育つ
     万次郎情報の衝撃
     海外交易を夢見る

    二章 自由の大海へ
     「回漕業をやりたいがじゃ」
     わが力で生きる決意
     飄乎の浪士龍馬

    三章 日本国の舵取りを
     航海術を磨く
     「経済立国」をめざす
     幕府中枢との邂逅

    四章 攘夷か戦争か
     一触即発の危機
     神戸海軍塾始動
     戦いの火蓋切る

    五章 海軍塾から薩摩商社へ
     長州、外国艦隊に降伏
     征長をめぐる勝・西郷会談
     龍馬ら薩摩に引き取られる

    六章 薩長連合を策す
     密かに桂に申し入れ
     長州の兵器購入を仲介
     龍馬の進言で決裂回避

    七章 前途に暗雲が
     寺田屋で龍馬襲わる
     たのみの傭船が遭難
     亀山社中はどうなるのか

    八章 土佐海援隊の船出
     幻の薩長合弁商社計画
     後藤参政から支援の手
     いろは丸初航海の失敗

    九章 飛翔の時来る
     賠償交渉に勝利
     「船中八策」を示す
     海運業が軌道に

    十章 夢の挫折
     大政奉還成る
     倒幕の密勅
     闇に消えた龍馬

    あとがきにかえて――龍馬の本質
    解説 志士龍馬から商人龍馬の時代へ 永国淳哉

著者・監修者プロフィール

津本 陽(つもと よう)

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。会社勤めを経て作家に。1978年『深重の海』で直木賞受賞。1995年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞を受賞。 <幕末維新を主題にした作品>『龍馬』(全5巻、角川書店)、『勝海舟 私に帰せず』(全2巻、潮出版社)、『巨眼の男 西郷隆盛』(全3巻、新潮社)、『松風の人 吉田松陰とその門下』などがある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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