成果主義型人事改革の成功モデル武田薬品工業。その改革を陣頭指揮した元責任者が語る「成功する改革」の要諦とは。経営戦略と組織の関係、成果主義の導入、全社への浸透まで一連のステップを解説する。

武田「成果主義」の成功法則
わかりやすい人事が会社を変える

定価:838円(税込)
発売日:2005年02月02日
ISBN:978-4-532-19274-7
並製/A6判/384ページ
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成果主義型人事改革の成功モデル武田薬品工業。その改革を陣頭指揮した元責任者が語る「成功する改革」の要諦とは。経営戦略と組織の関係、成果主義の導入、全社への浸透まで一連のステップを解説する。

目次

  1. 序 変革の方向づけ

    1 焦燥――なぜ変わらなければならなかったか
    トップの危機感/生き残りをかけて!/世界の壁は厚い!/グローバル・スタンダードに挑戦

    2 理念――社会から尊敬される会社を目指す
    あえて困難に挑む/理念の明確化が変革の第1歩/経営のブラック・ボックスをなくす――社外にも目標を宣言しそれに挑戦する/障害者特例子会社「エルアイ武田」の設立/フィランソロピー休職制度/コンプライアンス・プログラムの制定/環境問題への取り組み強化/成果主義へ――成果に対し公正な評価で報いる/優良企業へ向けての絶えざる自己革新――中期事業目標/あらかじめ基準を示し、それに挑戦する

    3 現実――果たしてこの会社は変われるだろうか
    自らを知る!/明らかになった武田の実態/他社と比較してみる

    4 反発――どうせ変わりっこないさ
    上にばかり気をつかって!/ビデオによる社長メッセージは厳しかった/役員をみれば会社がわかる/管理職にも厳しい批判/評価基準が曖昧すぎる/組織がわかりにい/人事も駄目なら組織も駄目!/はっきりわかったこと

    5 挑戦――失敗の許されない実験が始まった
    共同体から機能体へ――本社部門の簡素化と機能強化/改革は上から――経営幹部の目標管理/目標管理と自己統制/スリムで強靭な体質を目指して/経営の仕組み作り/10年先を考える/カンパニー制のスタート――自分の食いぶちは自分で稼ぐ/独立した会社に近い形で――計算制度の改正/関係会社管理のあり方

    6 意志――経営トップ自らを改革する
    コーポレート・ガバナンスの確立/経営戦略企画機能(CEO機能)の強化を図る/代表取締役のチェック体制は?/社長の言葉を1人歩きさせない/取締役はコーポレート・オフィサーから

    7 反省――計画は途中で見直してみよう
    強い武田の再生/中期計画の修正が必要になった

    8 主張――成果主義の人事制度を目指して
    制度を変えなければ人は変わらない/成果主義と能力主義は違う/絶対評価が人を育てる

    9 助走――改革の第1ステップ
    変えられるものと変えられないもの/管理職の評価・処遇制度の改定――職責制度と生活給の廃止/トップがその気になれば変えられないものはない

    10 浸透――透明度の高い評価制度を確立する
    差があるところに明確な差を! 差のないところに差をつけない!/アカンタビリティーの明確化/APSを展開する/目標の適切なレベルは?/職務等級に見合った達成基準/年俸制は採用しなかった/コンピテンシーを明かにする/コンピテンシーだけでは不十分/コンピテンシーにはどんなものがあるか?/コンピテンシー・レベルを考える/コンピテンシー・モデルを作る――ハイパフォーマーの行動特性/コンピテンシーの開発/コンピテンシーのアンバランスがあると?/人事部長のコンピテンシー・モデルを作る/コンピテンシーの活用は?/ACEを目指せ/進級・降級をどのようにするか/部門間異動が不利にならないように!/評価は非情に冷静に!

    11 実践――成果重視の報酬体系を実現する
    給与制度への展開/改革はゆとりのあるうちに/給与制度の継続性/ベアなしでも合理的な賃金にするには/日経新聞夕刊のトップ記事に!/ポリシーライン比較による賃金水準比較/会社業績にリンクしたメリハリのある賞与にする/幹部社員の賞与は全く別の仕組みに/成果をとるか、時間を選ぶか/賞与協定期間満了に伴う新たな動きが始まる/会社への貢献度を反映した退職金/ポイント制による退職金算定方法

    12 選抜――コンピテンシーに基づく人材育成
    後継者登録制度の失敗/アセスメントによる昇進・昇格/アセッサーの育成/適材適所の実現

    13 決断――分社化への動き
    5,000人体制の波紋/分社の形を考える/60歳までの雇用をどう考えるか/組合の反応は?/分社化の動き本格化!/医薬外事業の再構築に際しての8原則

    14 検証――会社はどこまで変わったか? 従業員の意識は?
    「スリムで強靭な体質の会社」が実現した/新人事制度によって社員の意識は変わったか/組合アンケートはどのような反応を示したか/人事制度改革に終わりはない/思い切った改革も10年後には当たり前のことになっている

    まとめ あらためて成果主義を考える
    成果主義は経営トップから始める組織風土の変革である/人事は制度をつくるまで、運営は現場にまかせる/目標管理を制度改革の中心に!/報酬は短期の業績評価で、長期の人材育成はコンピテンシー!/長期の人材育成を重視する/対話を通じて「個」の確立を図る

    文庫版あとがき

    解説 川上真史

著者・監修者プロフィール

柳下 公一(やなした こういち)

人事コンサルタント。1934年生まれ。1958年東京大学法学部卒業、武田薬品工業入社。人事部長、常務取締役、専務取締役などを歴任。この間、人事部門の責任者として同社の人事制度改革を陣頭指揮した。2002年同社顧問を辞す。 <主な著書>『ここが違う!「勝ち組企業」の成果主義』

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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