組織の指導者はいかにあるべきか? 敵の忠臣を登用せよ、部下の諫言 を聞き入れよ、清貧の生活に甘んじよ――これらが『貞観政要』の教 える行動鉄則だ。古来、為政者の必読書とされてきた名著を、現代の ビジネスリーダーに向けて読み解いたベストセラー。

帝王学
「貞観政要」の読み方

定価:715円(税込)
発売日:2001年03月05日
ISBN:978-4-532-19045-3
並製/A6判/225ページ
購入画面へ進む

おすすめのポイント

組織の指導者はいかにあるべきか? 敵の忠臣を登用せよ、部下の諫言 を聞き入れよ、清貧の生活に甘んじよ――これらが『貞観政要』の教 える行動鉄則だ。古来、為政者の必読書とされてきた名著を、現代の ビジネスリーダーに向けて読み解いたベストセラー。

目次

  1. 1 いま、なぜ『貞観政要』なのか

    創業と守成いずれが難きや/北条政子と徳川家康はなぜ愛読したか/「守文」を考えたことがない現代人/権力者の落とし穴/危険な「阿諛追従の徒」/「民」が「主」の時代/書物としての諫議大夫/呉兢が中宗に献じた『貞観政要』

    2 「兼聴」 ---- 情報を吸い上げる

    遊楽に明け暮れていた随の煬帝/「禅譲」された唐王李淵/世民と建成・元吉の対立/社稷の大計を忘れるな/玄武門にて建成と元吉を討つ/魏徴と王珪を諫議大夫に登用/敵の忠臣を重んずる/「偏信」を捨て、「兼聴」せよ

    3 「十思」「九徳」 ---- 身につけるべき心構え

    「創業的体制」から「守成的体制」への転換/一族、功臣の処遇/思いきった権限の委譲/敵国外患なき者は、国恒に亡ぶ/上下雷同は危険だ/「和」によって亡ぶ/必要な「十思」「九徳」/適材適所のすすめ

    4 「上書」 ---- 全能感を捨てる

    善を用い、悪を除き去る/予言者ナタンの諫言/部下の直言を聞き入れる/「託孤寄命章」の意味/「全能感」にとらわれるな/帝、何ぞその間に力あらん

    5 「六正・六邪」 ---- 人材を見わける基本

    事を論ぜざる風潮/直言の正邪を見わけよ/「六正・六邪」の人物評価法/「定員法」の制定/在野の賢者をスカウトせよ/人材登用試験の功罪/共同体の中での評価/魏徴の「人を見わける基本」

    6 「実需」 ---- 虚栄心を捨てる

    無限に膨らむ「虚需」/虚栄心を捨てよ/質素を尊重する日本的伝統/減税こそ唯一の政権維持の道/「貞観の治」 ---- 有終の美を飾るために/君主をたしなめる魏徴の直言/九仭、功を一簀にかく

    7 「義」と「志」 ---- 忘れてはならぬ部下の心構え

    嗜欲喜怒の情は、賢愚皆同じ/「権力・権限」の腐敗/小利を得んとして、大利を失う/役人に浸みわたった収賄の悪弊/厳しく処分した不正役人/個人的な恩情は禁物/忘れてはならない「義」と「志」

    8 「自制」 ---- 縁故・情実人事を排する

    迷信に惑わされるな/宗教に凝るな/妻に口出しさせるな/前例を越えるな/情実人事をするな/縁故を採用するな

    9 「仁孝」 ---- 後継者の条件難しい後継者選び/「始封の君」と「継体の后」/封建制か郡県制か/堯舜の父を以て、猶お朱均の子有り/魏王泰と晋王治の争い/「過乱の源」を封じた決断

    10 「徳行」 ---- 指導者に求められるもの「自己点検」のよき指針/戦を好めば民は疲弊する/高麗への侵攻/進退存亡の機を知る/「止足の誡め」に従った太宗/「女帝」則天武后の時代へ/「栄貴」より「徳行」こそ肝要/なんじの誠を尽くせ

    (資料)年表
    解説 ---- 守屋洋

著者・監修者プロフィール

山本 七平(やまもと しちへい)

評論家。1921年東京生まれ。青山学院高等商業学部卒業。陸軍少尉としてルソン島で終戦を迎え、捕虜収容所生活を経て帰国。58年山本書店を創業し、聖学書の出版を手がけるかたわら、評論家としても活躍した。81年菊地寛賞を受賞。91年逝去。著書に『帝王学』『「孫子」の読み方』『論語の読み方』『私の中の日本軍』『日本人とユダヤ人』などがある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

同じジャンルの商品

もっと見る

now loading