吉本隆明、野坂昭如、山折哲雄、古井由吉、中村稔、竹西寛子、桶谷秀昭――日本を代表する戦争・原爆体験世代の文学者・思想家7人が3・11後の日本人の心象風景を語り尽くす。悲観を日常に生きることで希望は生まれる。
ISBN:978-4-532-16827-8
並製/四六判/232ページ
おすすめのポイント
吉本隆明、野坂昭如、山折哲雄、古井由吉、中村稔、竹西寛子、桶谷秀昭――日本を代表する戦争・原爆体験世代の文学者・思想家7人が3・11後の日本人の心象風景を語り尽くす。悲観を日常に生きることで希望は生まれる。
急逝した戦後言論界の巨人、吉本隆明氏の貴重な証言を収録。日本経済新聞文化部編集委員によるワンテーマの6人へのロングインタビューと1篇のエッセイで構成します。
目次
- はじめに
吉本隆明 東京にいると、暗いんです
中村稔 見習うべきモデルはない
竹西寛子 無知で楽観するのは怖い
野坂昭如 戦後66年は砂城の楼閣
山折哲雄 負い目を忘れた日本人
桶谷秀昭 明治の精神にかえれ
古井由吉 安泰が続くと言葉が崩れる
編集後記
著者・監修者プロフィール
宗教学者・評論家
1931年、米国サンフランシスコ生まれ。東北大印度哲学科卒業。国立歴史民俗博物館教授、国立国際日本文化研究センター所長を歴任。現在は日本文化研究センター、歴史民俗博物館、総合研究大学院大学の各名誉教授。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
1937年東京生まれ。東京大学文学部独文科修士課程修了。 <主な著書>『杳子』(芥川賞、1971)、『栖』(日本文学大賞、1980)、『槿』(谷崎潤一郎賞、1983)、『中山坂』(川端康成文学賞、1987)、『仮往生伝試文』(読売文学賞、1990)、『白髪の唄』(毎日芸術賞、1997)、他の作品に『野川』、『忿翁』、『聖耳』など多数。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
1958年、千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本経済新聞社に入社。大阪社会部、東京文化部などを経て現在、文化部編集委員。文芸と美術を担当。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。