目次
- まえがき
第1章 冷戦とは何であったか
1 米ソ二極対立としての冷戦
2 イデオロギー対立としての冷戦
第2章 ポスト冷戦
1 冷戦終結の過程
2 冷戦終結の意味一何が起こるか?
第3章 アメリカの覇権
1 覇権と超大国
2 覇権の機能一国際公共財の提供
3 覇権の基礎一経済力か総合力か
4 アメリカの覇権は何をもたらしたか
第4章 ポスト覇権
1 アメリカの覇権の衰退
2 覇権衰退の影響
3 覇権衰退の理論
第5章 相互依存が進展する世界
1 相互依存の指標一敏感性と脆弱性
2 国家間の相互依存
3 国家と非国家主体の相互依存
第6章 相互依存の制度化
1 相互依存の理論
2 相互依存の管理一国際レジーム
第7章 「新しい中世」?
1 ヨーロッパ中世の特徴
2 近代世界システム
3 現在の世界システムは「新しい中世」か?
第8章 三つの圏域(スフィア)
1 三つの圏域とは
2 第一圏域(新中世圏)
3 第二圏域(近代圏)
4 第三圏域(混沌圏)
5 三つの圏域の相互作用
第9章 アジア・太平洋一「新しい中世」と「近代」の対決
1 三つの問題群
2 アジア・太平洋における「近代」
3 アジア・太平洋における「新しい中世」
第10章 日本は何をすべきか
1 「新しい中世」における国家の役割
2 日本の役割一対第一圏域政策
3 日本と第ニ圏域との関係
4 対第三圏域政策一平和維持と援助
注
あとがき
著者・監修者プロフィール
政策研究大学院学長
1954年生まれ。77年東京大学教養学部卒業、81年マサチューセッツ工科大学でPh.D(政治学取得)。84年東京大学教養学部助教授。同大学東洋文化研究所助教授、教授、同所長、JAICA理事長を経て現職。『新しい「中世」』『世界システム』『安全保障』などの著書がある。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。