脱炭素化の流れにまったなし! 再生エネが注目される中、鉱物資源の争奪は一層激しくなる。日本の戦略は? これからの見取り図を示す。

定価:1,100円(税込)
発売日:2021年05月25日
ISBN:978-4-532-11439-8
並製/新書判/272ページ
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おすすめのポイント

●菅首相の脱炭素化宣言
菅首相が、2050年までに温室効果ガスをゼロにする方針を打ち出した。これを受けて、各業界・企業は急激に動き出した。あと30年で何ができるのか。現場記者が日本・世界の最新の動向を追う。

●EUで始まったグリーンリカバリーが世界のスタンダードに
コロナ禍で外出が制限された20年の3~5月。イタリア・ベネチアの海が浄化され、インド・デリーの大気汚染が解消されたというニュースを聞いた人も多いだろう。EUではもともと環境規制が厳しかったが、これを契機に、脱炭素化を一気に進めようという機運が高まっている(これをグリーンリカバリーという)。そうなるといよいよ再生可能エネルギーの時代となるわけだが、再生エネの基幹部品に使われるレアアースやレアメタルなど鉱物資源の重要さが高まる。この「資源争奪」争いから一歩も二歩もリードしているのが中国である。
国連のSDGsの発表もあり、グリーンリカバリーの流れは世界に広がるだろう。石油に依存してきたサウジほか中東諸国は、「普通の国」になるべく努力をはじめ、アフリカは資源の戦場と化す。米国もバイデン大統領が、パリ協定への復帰を皮切りに脱炭素社会への道に舵を切る。

本書は資源・エネルギーをテーマに、現状を手っ取り早く理解するための基本書。これらの動きが、新しい地政学リスクを引き起こす事情も見えてくる。

目次

  1. 第1章 脱炭素でコロナ不況に挑む世界

    第2章 資源争奪で優位にたつ中国

    第3章 サウジのジレンマ

    第4章 ロシアは生き残れるのか

    第5章 アフリカの不都合な真実

    第6章 エネルギー転換と日本の選択

著者・監修者プロフィール

飛田 雅則(とびた まさのり)

日本経済新聞社商品部次長
1976年生まれ。明治大学法学部卒。2002年京都大学大学院法学研究科修士課程専修コース修了、日本経済新聞社入社。中小企業、電力、機械など業界や金融・マーケット、原油・ガス、非鉄などコモディティーを取材。
2007~08年、イスラエルのヘブライ大、エジプトのカイロ・アメリカン大でアラビア語研修。
2017年~20年、カイロ支局に駐在し、中東、アフリカ、OPECをカバー。20年より現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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