日本のもの造りを支えてきたのが、全社で製品の品質向上に取り組むTQM(総合的品質管理)だ。活動内容と考え方、個々のプロセスと組織全体を改善する方法といった全体像を、サービス業での活用も意識して丁寧に解説。
ISBN:978-4-532-11090-1
並製/新書判/192ページ
おすすめのポイント
日本のもの造りを支えてきたのが、全社で製品の品質向上に取り組むTQM(総合的品質管理)だ。活動内容と考え方、個々のプロセスと組織全体を改善する方法といった全体像を、サービス業での活用も意識して丁寧に解説。
目次
- [I] TQMとは
1 TQMのねらい
2 品質・質(Quality)とは
3 管理(Management)とは
4 「総合的(Total)」な活動がなぜ必要か
5 TQMの歴史的変遷 他
[II] TQMを支える行動指針と基本的考え方
1 PDCAと継続的改善
2 プロセスで作りこむ
3 応急対策と再発防止策
4 データで語る
[III] 個々のプロセスをレベルアップする方法
1 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
2 標準化
3 改善のステップ
4 改善のための手法
[IV] 組織全体をレベルアップする方法
1 総合的に進めるための要点
2 QCサークル・プロジェクトチーム
3 方針管理
4 日常管理
5 機能別管理 他
[V] 各段階でのTQMのポイント
1 品質保証体系の整備
2 研究開発・企画段階
3 設計段階
4 生産準備・購買管理段階
5 生産・サービス提供段階 他
[VI] TQMのモデルとその効果的な活用
1 ISO9000ファミリー規格
2 デミング賞
3 マルコム・ボルドリッジ国家品質賞
4 シックスシグマ
5 TQMのエッセンスとモデルの活用 他
おわりに
著者・監修者プロフィール
1964年生まれ。1993年東京理科大学大学院工学研究科博士課程修了、博士(工学)。同大学助手。1996年東京都立科学技術大学講師。1999年東京理科大学助教授。2004年筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授、現在に至る。 <主な著書>『TQM 品質管理入門』(日本経済新聞社、2006)、『おはなし統計的方法』(共著、日本規格協会、2005)、『TQM・シックスシグマのエッセンス』(編著、日科技連出版社、2004)、『実験計画法――方法編』(日科技連出版社、2004、日経品質管理文献賞受賞)、『実験計画法――活用編』(編著、日科技連出版社、2004)ほか
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。