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日経・経済図書文化賞
『競争政策の経済学』
『バブルの経済理論』
の2作品が受賞

日本経済新聞社と日本経済研究センター共催の2021年度・第64回「日経・経済図書文化賞」において、日本経済新聞出版より刊行した大橋弘(東京大学教授)著『競争政策の経済学』、櫻川昌哉(慶應義塾大学教授)著『バブルの経済理論』の2作が受賞しました。

お知らせ

日本経済研究センターが運営するこちらのページから、第64回日経・経済図書文化賞の概要、受賞作品の書評、受賞のことばを読むことができます。

競争政策の経済学 ⼈⼝減少・デジタル化・産業政策(⼤橋弘) 商品詳細

『競争政策の経済学』

競争政策の目的は、市場が独占されることを禁止し、競争の活性化を通じて、買い手を含む社会全体にメリットをもたらすこと。だが、日本は、人口減少による市場縮小、経済のデジタル化という環境変化に直面し、競争政策の大胆な転換が必要となっている。本書は、伝統的な産業組織論やゲーム理論を踏まえたうえで、公共調達、携帯電話、電力システム改革、再エネ政策、デジタル市場などの分析にもとづいて、新しい政策方針を明らかにする。

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大橋弘(おおはし・ひろし)

大橋弘(おおはし・ひろし)
1970年生まれ。93年東京大学経済学部卒、2000年米ノースウェスタン大からPh.D.(経済学)取得。同年ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)経営・商学部助教授、12年から東京大大学院経済学研究科教授、20年から同大公共政策大学院院長。第3回円城寺次郎記念賞(日本経済新聞社、2012年)受賞。

バブルの経済理論 低⾦利、⻑期停滞、⾦融劣化(櫻川昌哉) 商品詳細

『バブルの経済理論』

利子率が成長率を下回るときにバブル発生は必然化するという独特のコンセプト、「低金利の経済学」を打ち出し、日米はじめ世界各国・地域のバブルを分析、バブルが国境・地域を超え、「流転」することを明らかにする。さらに、バブルは「経済の贈与化」であるとの視点から、日本の金融政策の誤りを指摘し、国債バブルと長期停滞の関係を解明した力作。

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櫻川昌哉(さくらがわ・まさや)

櫻川昌哉(さくらがわ・まさや)
慶應義塾大学経済学部教授。経済学博士。1959年福井県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学後、大阪大学経済学部助手、名古屋市立大学大学院経済学研究科教授を経て、現職。

日経・経済図書文化賞とは

日経・経済図書文化賞は、経済および経営・会計分野の学問、知識の向上に貢献すると共に、その一般普及・応用に寄与することを目的として、1958年に設立された。毎年5点前後の優れた書籍に対して著者および出版社を表彰する。日本経済新聞社と日本経済研究センターの共催。社会科学分野で最も声望の高い出版賞の1つ。
前年7月1日から当年6月30日までに刊行された日本語の経済・経営図書、または前年1月1日から同年末までに刊行の日本人著者による外国語図書が対象。審査委員長は吉川洋立正大学学長・東京大学名誉教授。