今話題のファシリテーション手法で「人生100年時代の生き方」を考える

カフェ形式の会話で自分のビジョンが明確に

大川恒(株式会社HRT代表)

▼ワールドカフェの標準的な流れ▼

問1:人生50年の人に比べて、私たちには、どんな可能性が広がっているのでしょうか?
問2:その可能性をあなたは、どうやって活かしていきたいですか?
問3:その可能性を活かすために、あなたが、今、始めたいと思っていることは何ですか?

 上記の問いで話し合いをしたあとで、各々のグループのメンバーを入れ替え、計3回(ラウンド)、話し合いを行った。このとき、一度いっしょになった人同士が、メンバー入れ替えの際、なるべくかぶらないようにすることがポイント。

 こうすることで、あたかも「参加者全員」で話し合ったかのような効果が得られるのだ。

 以下の写真のように、会話をしながら手を動かし、自由に考えが書き込まれていく。

 さらに以下2点について、各参加者に2枚のカードに書いてもらう。

◆3ラウンドのワールド・カフェの話し合いで印象の残った言葉
◆あなたが「人生100年時代をどう生きるか?」のワールド・カフェを主催するときの問い

 最後の全参加者による振り返りで、下の写真のように輪になって椅子に座り、上記2点について1人ひとりが発表し、参加者全員でシェアをした。

 以下は、発表されたものの一部だ。

印象の残った言葉

◆今、今、今を味わう。のんびりと
◆成功体験を捨てる
◆複数の顔を持つ、趣味を仕事に、仕事を趣味に
◆名刺がなくとも自分を語れるようになること!
◆色んなことを楽しむ。自分を楽しむ
◆結局のところ、100年生きて死ぬときにどうありたいか?
◆人との出会い、エコノミックエンジン(どう稼ぐか)、健康
◆動き出す!
◆アイデンティティを捉え直す、自分を知る、死に方、生き方
◆自分のビジョンを明確に

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関連著者・監修者

大川 恒(おおかわ こう)

組織変革コンサルタント。(株)HRT代表取締役。
ワールド・カフェ・コミュニティ・ジャパン(WCJ)代表。
日経ビジネススクール講師。『ワールド・カフェの事前準備とファシリテーション術』
1961年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。シカゴ大学経営大学院でMBAを取得。ホールシステムアプローチ(ワールド・カフェ、OST、AI、フューチャーサーチ)などのファシリテーターの養成講座を開催している。農商工連携、日本力発見、健康づくり、地域包括ケアなどをテーマに〈講演+ワールドカフェ〉を開催している。また、セミナー、ワークショップを組み込んだ以下のような共創型コンサルティングを展開している。
◇ダイアログ、ホールシステム・アプローチ(ワールド・カフェ、AI、OST、フューチャーサーチ)を使った組織開発コンサルティング
◇学習する組織構築のための組織変革コンサルティング
著書に『ホールシステム・アプローチ』『俊敏な組織をつくる10のステップ』などがある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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