今話題のファシリテーション手法で「人生100年時代の生き方」を考える

カフェ形式の会話で自分のビジョンが明確に

大川恒(株式会社HRT代表)

「ワールド・カフェ」というファシリテーションの手法を使って「人生100年時代の生き方を考える」というイベントを、本屋さんのブックファースト新宿店で開催した。参加者は24名。職業、年齢がまちまちなので、考え方も多種多様でとても興味深い内容となったのでご紹介しよう。

 私たちの平均寿命は年々伸びており、昭和20年代には50歳だったものが、今や80歳を超えるまでになった。将来、「人生100年時代」となることも夢ではない。長くなった人生をよりよく生きるためにはどうすればよいかを、ワールド・カフェという手法で話し合うイベントだ。

ワールド・カフェというネーミングを初めて聞く人も多いだろう。

 ワールド・カフェとは、メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グループで話し合いを続けることにより、あたかも参加者全員が話し合っているような効果の得られる会話の手法のことだ(『ワールド・カフェをやろう 新版』(日本経済新聞出版社)。

 当日のカフェホスト(ワールド・カフェの進行役)は、『ワールド・カフェをやろう 新版』の著者である、香取一昭氏と私の2人が担当した。

 まず、ワールド・カフェのプロセスやルールの紹介、簡単な自己紹介をしたあとで、ワールド・カフェの開始となる。

 以下の写真のように「えんたくん」という丸い段ボールを膝の上に乗せ、さらに段ボールの上に置いた模造紙にフェルトペンで書きながら、以下の3つの問いで話し合いを行っていく(もちろん、段ボールでなくても通常のテーブルでも実施可能)。

次のページ:ワールドカフェの標準的な流れ

関連著者・監修者

大川 恒(おおかわ こう)

組織開発、組織変革コンサルタント。HRT 代表。
1961年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。シカゴ大学経営大学院でMBAを取得。組織開発、イノベーション、協働、地域包括ケア、農商工連携などをテーマに、ワールド・カフェやOSTを用いたワークショップやファシリテーター養成講座を開催。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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